
奈良漬の一番簡単な食べ方【かんたん水洗い】
奈良漬の一番簡単な食べ方をご紹介します。奈良漬の周りについている酒粕を水洗いします。… 続きを読む
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『西出の奈良漬』が100年以上も商売を続けさせていただけたのは、時代に合わせた変化ができてきたからだと感じます。
奈良漬が保存食としても重宝された時代、
1970年大阪万博の帰りに手土産として買って帰るブームがあり、
バブル期にはお中元/お歳暮として大繁盛し、
そして漬物離れで業界全体が落ち込んだ時代、
最近は健康志向による発酵食品への関心が高まってきました。
それぞれの時代に、それぞれの店主が代替わりのタイミングで、ちょっとずつ「こだわるが、前時代にとらわれない」変化をし続けてこれたと思います。
先代は「食べやすい」奈良漬作りに注力しました。糖とアルコール濃度の調整で、塩分をおさえた奈良漬になりました。
1970年大阪万博時代には包装紙デザインに俳画を取り入れて刷新しました。
現店主は三代目になります。昨今の健康志向ブームの20年以上前から、酒粕に注目しておりました。
奈良漬の味を決める一番の要素は、長い年月をかけて奈良漬を染め上げていく酒粕にあります。
どうすればより一層深い味が出せるのかを考えた末、趣きが異なる複数の酒造からそれぞれ酒粕を取り寄せて、タイプの異なる酒粕をブレンドするという調合に至りました。
八丁味噌のように色が濃く適度な酸味と強いうまみと風味をもつ酒粕もあれば、白地にほんのりとピンク色でフルーツの香りがふわっと漂う風味あふれる酒粕もあります。
ここに隠し味として味醂粕(味醂をしぼったあとの粕)を配合することによって酒粕に華やかさを加えております。これらの酒粕のブレンド製法にて、西出の奈良漬を仕上げております。
最近では息子と共同で、(奈良漬として定番の5種類のほかに)7種類の新しい奈良漬を考案し、合計で12種類の奈良漬をラインナップいたしました。
先代の奈良漬は「塩分が控えめで食べやすい」と好評をいただいておりました。
そして現在は先代の食べやすい奈良漬を引き継ぎつつ、酒粕のブレンド製法にこだわり、「酒の風味が(嫌味なく)スッと鼻を抜ける」という従来の奈良漬の印象を一新した、現代に合う奈良漬に仕上げております。
奈良の店舗と、この公式オンラインショップにて販売しております。
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